羽田空港の拡張工事現場(2)
2008年03月19日
(その1)からの続きです。。。
次に思ったのは「日本の技術力ってすごいんだなぁ」ということです。私は土木建設のド素人なので実際の細かい技術などまったく分りません。しかし、あのような海上にゼロの状態から滑走路を作るということだけでも、様々な高度な技術の蓄積が無ければ出来るわけないと思います。
例えば、見たことも無いような巨大な重機で直径3m以上もある杭を打ち込む作業を見ただけで、単純に「どうやって直角(垂直)を出しているのだろう?」と思ってしまいました。全長が数十メートルもある杭ですから、コンマ数度傾いただけで頂上部では大きな傾きになってしまうでしょうし、一度打ち込んでしまったらもう修正することは不可能だと思うので、全ての杭打ちがミスの許されない一発勝負の繰り返しだと思います。
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これって文字にしてしまうと簡単に見えてしまうかもしれませんが、実際にそれを完遂するためには、途方もない技術力が必要だと思われます。
また杭打ち以外にも、色々な部品(と呼べるのか?)を組み立てるわけですが、これにしてもどうやって垂直度や平行度などの精度を出すのか、まったくもって想像すら出来ません。きっとものすごい技術なのでしょう。全てが海の上にある関西国際空港を完成させている国なので、その技術水準の高さはすでに証明されているとも言えるでしょうが、実際に工事をしている現場を見ていると、ひとつひとつの作業の技術レベルの高さに、技術立国ニッポンの片鱗を見た気がしました。
そういう視点で見ると、各地のダムや原子力発電所、大規模なトンネルや橋など、普段何気なく当たり前のように使っている公共施設が、実はこのような高度な技術とそれを形にする現場の職人さん達の努力の結晶であるということを改めて感じます。さらに言うと、税金の無駄遣いという理由だけで、このような高い技術の土木工事が削減されていくということが、この国の未来にとって本当に幸せなのかどうかという疑問も湧いてきます。
私は決して公共工事推進論者ではなく、むしろ逆の立場の考えを持っている人間ですが、そんな人間ですらある意味「感動」させてしまう迫力がこの現場にはあるのでしょう。しかし、環境の面から考えると、これまた別の思いがフツフツと湧いてきます。
(その3)に続く。。。




