くみ取り式のトイレは強烈なアンモニア臭を発生しますが、これは、尿と大便とが混合した結果、大便に含まれる嫌気性バクテリアが尿の尿素を嫌気的に分解するために発生する臭いなのです。
このトイレでは、尿は表面積の大きいオガクズに吸い込まれ分散し効果的に蒸発していきます。大便も同じくオガクズにまみれて分解されていきます。このようにオガクズという媒介物により、尿と大便が混ざることなく分離処理されるので、結果としてし尿中の有機物は、臭いを発することなく分解されていくことになります。
ただし、オガクズが乾きすぎていたり湿りすぎていたりすると、バクテリアが効果的に分解せずに臭いが発生することがあります。したがって、このトイレを使用する際には、オガクズの含水量にある程度の注意を払っていただく必要があります。



